台中市の新光三越デパートでガス爆発事故、4人死亡

2025-03-01

台中市の新光三越デパートは、2025年2月13日の午前中に深刻なガス爆発事故を起こし、4人が死亡し、31人が軽傷から重傷を負いました。事故はデパートの12階のフードコートで発生し、当時工事が行われており、作業員がガス管を切断する際に誤って爆発を引き起こしたと疑われています。爆発の威力は大きく、建物の外壁が破損し、複数の階の天井や壁が損傷し、現場は荒れ果てた状態でした。

台中市消防局は、ガス爆発と判断しましたが、現場には明らかな火災や燃焼の痕跡はなく、具体的な原因はさらなる調査が必要です。台中市政府は、新光三越が工事許可を申請しておらず、建築法に違反しているとして、最高30万元の罰金を科し、無期限の営業停止を命じました。さらに、消防法と労働安全衛生法に違反したとして、合計120万元の罰金が科されました。警察は、作業員、欣中天然ガス会社、および新光三越の関係者20人を尋問し、そのうち12人が地検に送致されました。

事故では、4人の死者には2人のフロアマネージャーとマカオからの鄧姓夫婦が含まれています。鄧姓夫婦の家族7人は台湾旅行中で、デパートの1階を通過中に落下した建築資材に当たり、2人が死亡し、5人が負傷しました。負傷者の中には、2歳の女の子が頭部に重傷を負い、病院に搬送され、人工呼吸器をつけて治療を受けていますが、状態は危険です。

新光三越の総経理である吳昕陽氏は、全力で責任を負い、各犠牲者の家族に100万元の慰謝料を提供すると述べました。欣中天然ガス会社は、その階には天然ガス管の工事はなく、ガス漏れも検出されなかったと声明を出し、事故は天然ガスとは無関係であると考えています。

台中市長の盧秀燕氏は、市が公安検査を開始し、新光三越にサービス窓口を設置し、負傷者とその家族が後続の手続きを処理するのを支援するよう要求したと述べました。