ティーバッグから検出されたマイクロプラスチックの危険性とその代替策

ティーバッグから何十億ものマイクロプラスチックが体内に⁉ 英研究で判明したマイクロプラスチックの危険性と代替策

最近、汚染物質やマイクロプラスチックが至るところで検出されるようになってきた。水道水も例外ではなく、新たな研究では、日常的に使用するティーバッグからもマイクロプラスチックが検出されたことが明らかになった。昨年12月に環境化学専門誌『Chemosphere』に掲載された研究結果によると、使い捨てのティーバッグの安全性に多くの疑問が投げかけられている。

この研究では、ナイロン6、ポリプロピレン、セルロースといった一般的な素材で作られたティーバッグが使用された。研究チームが最新のスキャン技術で調べたところ、これらのティーバッグから大量のマイクロプラスチックが放出されていることが判明。さらに、プラスチック粒子を染色し、さまざまな種類の腸がん細胞にさらした結果、マイクロプラスチックを最も多く取り込むのは腸内の粘液を産生する細胞であることが分かった。また、汚染物質は遺伝物質を含む腸がん細胞の核にまで入り込んでいたという。

具体的な数字を出すと、ポリプロピレン製のティーバッグからは1ミリリットルあたり約12億個、セルロース製のティーバッグからは1ミリリットルあたり約1億3500万個、ナイロン6製のティーバッグからは約818万個のマイクロプラスチックが放出された。

マイクロプラスチックが健康に及ぼす影響はまだ完全には解明されていないが、肺などの臓器にダメージを与え、ステロイド合成を妨げたり、腸内細菌のバランスを乱したりする可能性があると指摘されている。また、体内の炎症や内分泌かく乱を引き起こすこともあるという。

マイクロプラスチックから身を守るためには、ティーバッグでお茶を淹れる際にステンレス製の電気ケトルや非プラスチック製の茶こしを使用することが推奨されている。また、天然繊維(紙や綿)から作られた生分解可能またはプラスチック不使用のティーバッグを選ぶことも有効だ。

ただし、毎日ティーバッグを使用しているからといって焦る必要はない。今回の研究で使用されたのはがん細胞であり、正常な細胞にどの程度当てはまるかはまだ分かっていない。今後の研究結果に注目が集まる。

【ティーバッグから何十億ものマイクロプラスチックが体内に⁉】英研究で判明したマイクロプラスチックの危険性と代替策(ウィメンズヘルス) - Yahoo!ニュース

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最近は、汚染物質やマイクロプラスチックが至るところで検出されるようになってきた。残念なことに、水道水も例外じゃない。そして、このたび発表された新たな研究では、私たちが日常的に使っているティーバッグか

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ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】

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<プラスチックを含むティーバッグのお茶を飲むことで、健康が危険にさらされる可能性が...> 多くのティーバッグには、マイクロプラスチックと呼ばれる微細なプラスチック粒子が少量含まれている。これらはお湯...

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ティーバッグから何十億ものマイクロプラスチックが体内に!?毒素学者が身の守り方を解説

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【ティーバッグから何十億ものマイクロプラスチックが体内に!?】自分の身の守り方を毒素学者が教えてくれた。

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有害なティーバッグ、どうやって見分ける? 研究者がアドバイス。|Lifestyle|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)

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