堤聖也と比嘉大吾、壮絶な打ち合いの末ドロー決着 WBA世界バンタム級タイトルマッチ
WBA世界バンタム級タイトルマッチが24日、東京・有明アリーナで行われ、王者・堤聖也(角海老宝石)と挑戦者の比嘉大吾(志成)が壮絶な打ち合いの末、ドロー決着となった。判定は3者ともに114-114。高校時代からの親友同士であり、2020年10月の対戦でも引き分けだった2人の再戦は、激しい打ち合いと両者のダウンを経て、決着がつかないまま終了した。堤は初防衛に成功し、比嘉は6年10か月ぶりの世界王座返り咲きを逃した。
試合は4回に偶然のバッティングで堤が右目上をカットし、流血しながらも前に出る展開となった。9回には比嘉の左フックが炸裂し、堤がダウン。しかし、堤も負けじと右のカウンターで比嘉をダウンさせ、アリーナは騒然とした。最終12回まで一歩も引かずに打ち合い、試合終了後には両者が抱擁を交わし、称え合った。
堤は試合後のインタビューで「比嘉選手が強かったという前提ですが、自分自身、情けない気持ちが残る試合でした」と振り返り、「もっと強くなりたい」と語った。比嘉については「本気の比嘉大吾が伝わってきて、緊張感のある試合でした。大吾、ありがとう。強かったよ」と感謝の言葉を述べた。
比嘉は2017年にWBC世界フライ級王座を獲得したが、2018年に体重超過で王座を剥奪され、その後は苦難の道を歩んできた。昨年9月にはWBO王者・武居由樹に判定負けし、一度は引退を決意したが、堤戦が舞い込んだことで再起を図った。しかし、今回も王座奪還はならなかった。
堤は昨年10月に井上拓真を破り、世界王座を獲得。比嘉とは高校時代からの親友であり、定期的に食事に行く間柄だが、リング上では「比嘉大吾の最後の試合だと思っている」と引導を渡す構えで臨んでいた。比嘉は今後について「もういいかな」と引退を示唆する発言もしており、今後の動向が注目される。

「大吾、ありがとう。強かったよ」堤聖也、高校時代からの友人・比嘉大吾と引き分け初防衛|au Webポータル
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堤聖也VS比嘉大吾は壮絶ドロー決着 親友対決で両者ダウン&血染めの打ち合い…堤は初防衛「大吾、ありがとう。強かったよ」
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