BAFTA映画賞2025：『コンクラーヴ』と『ザ・ブルータリスト』が大勝

2025-03-02

エドワード・バーガー監督の『コンクラーヴ』が、2025年2月16日にロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで開催されたBAFTA映画賞で大勝を収めました。バチカンを舞台にしたこのドラマは、ロバート・ハリスの2016年の小説を基にしており、最優秀作品賞と最優秀英国作品賞を含む4つの賞を獲得しました。また、脚色賞と編集賞でも勝利を収めました。バーガー監督は、以前『西部戦線異状なし』でBAFTAを席巻したことを踏まえ、キャストの演技を「純粋な魔法」と称賛しました。

この映画の成功に匹敵したのは、ブレイディ・コーベット監督の『ザ・ブルータリスト』で、こちらも4つの賞を獲得しました。コーベット監督は最優秀監督賞を、アドリアン・ブロディはハンガリー人建築家ラズロ・トートを演じたことで最優秀主演男優賞を受賞しました。ブロディは、この賞が「非常に意味のあるもの」だと述べ、最近イングランドが自分の家のように感じられると付け加えました。『ザ・ブルータリスト』は、撮影賞とオリジナル音楽賞も受賞しました。

驚きの勝利を収めたのは、マイキー・マディソンで、ブルックリンのセックスワーカーを描いた『アノーラ』でのブレイクスルーな役柄で最優秀主演女優賞を獲得しました。マディソンは受賞スピーチで、セックスワーカーコミュニティに敬意を表し、「あなたたちを見ています。あなたたちは尊重と人間としての尊厳に値します」と述べました。『アノーラ』はキャスティング賞も受賞しました。

その他の部門では、『エミリア・ペレス』が最優秀外国語映画賞と、ゾーイ・サルダーニャの最優秀助演女優賞を獲得しました。サルダーニャは、表現と承認についての感情的なスピーチを行いました。アイルランドのミュージカルコメディ『ニーキャップ』が最優秀新人賞を、『ウォレスとグルミット：復讐の羽根』が子供と家族向け映画賞とアニメーション映画賞の両方を獲得しました。

この夜の司会を務めたのはデイヴィッド・テナントで、ジェームズ・マカヴォイやアナ・ケンドリックを含む観客と共に『I’m Gonna Be (500 Miles)』を歌ってショーを開幕しました。ウォーウィック・デイヴィスは名誉あるBAFTAフェローシップを授与され、メディシネマは英国映画への傑出した貢献賞を受賞しました。

これらの賞は、『コンクラーヴ』と『ザ・ブルータリスト』がオスカーに向けての最有力候補であることを確固たるものにし、両作品が今後の授賞式で目立つ存在になることが期待されています。

BAFTAs 2025: Mikey Madison and Adrien Brody among the big winners at BAFTAs - as Conclave takes top film prize

Adrien Brody, Mikey Madison, Kieran Culkin and Zoe Saldana took home the BAFTA actor awards, while Conclave and The Brutalist were joint-winners takin

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