三重県南東沖で深発地震発生、異常震域現象を観測
2月26日(水)14時54分頃、三重県南東沖で深発地震がありました。震源の深さは約400km、地震の規模はM5.7と推定されます。この地震では、震央に近い東海地方や近畿地方では震度1以上の揺れが観測されず、少し離れた関東や東北で震度2〜1の揺れが観測されました。震央を中心とした同心円状ではなく、海溝軸の方向に偏った震度分布は「異常震域」と呼ばれますが、頻度の低い深発地震に特有の現象であり、地震活動そのものは異常ではありません。なお今回の地震は、南海トラフのプレート境界とは関連がありません。
深発地震による異常震域とは、非常に深い所で発生する地震で、震央から同心円状に揺れの強い地域が分布する通常の地震とは異なり、沈み込んだプレートに沿って揺れが陸地に伝わり、海溝側にあたる遠方で揺れが大きくなる現象です。今回の地震は深く沈み込んだ太平洋プレートで発生したとみられ、震源よりも東側にある太平洋プレートと陸側のプレートが接する日本海溝/伊豆・小笠原海溝の方向に揺れが伝わり、北日本や東日本の太平洋沿岸で揺れが強く現れたかたちです。
南海トラフ巨大地震はフィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込む境界付近で発生する地震で、想定される震源の深さは10kmから40km程度とされています。今回の地震は、震央の位置は南海トラフ地震の想定震源域に近いものの、震源の深さがはるかに深く、メカニズムは南海トラフ巨大地震と異なります。また、地震の規模からも誘発等の可能性は小さいと考えられます。

三重県南東沖でM5.7の深発地震 震度分布に“異常震域”の特徴
2月26日(水)14時54分頃、三重県南東沖で深発地震がありました。震源の深さは約400km、地震の規模はM5.7と推定されます。関東や東北の太平洋側に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布ですが、頻度の低い深発地震に特有の現象であり、地震活動そのものは異常ではありません。
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岐阜県で最大震度1の地震 岐阜県・郡上市(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
25日午後0時49分ごろ、岐阜県で最大震度1を観測する地震がありました。 気象庁によりますと、震源地は福井県嶺北で、震源の深さはおよそ10km、地震の規模を示すマグニチュードは2.2と推定されます
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南海トラフ地震「一部割れケース」で高まる発生頻度は0・4% 過去には紀伊半島沖で発生
気象庁が8日に出した南海トラフ巨大地震の臨時情報では、九州から関東の広範囲でマグニチュード(M)8~9級の地震発生の可能性が高まっているとされる。発端となった…
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東海道南方沖で深発地震 震度分布に“異常震域”の特徴
9月7日(土)22時43分頃、東海道南方沖で深発地震がありました。震源の深さは約390km、地震の規模はM5.2と推定されます。関東や東北の太平洋側に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布ですが、頻度の低い深発地震に特有の現象であり、地震活動そのものは異常ではありません。
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東南海で起きている地震と巨大地震の関係が分かってきた | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
2016年4月1日の午前11時39分ごろ、最大震度4を和歌山県で記録する地震が起きた。震源地は三重県南東沖。「東南海(とうなんかい)」とよばれるこの海域には、近い将来、死者が最大30万人に達する巨
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震源は三重県沖、なぜ関東・東北が揺れた? 「異常震域」の仕組み:朝日新聞
14日午後5時9分ごろ、三重県南東沖の深さ350キロを震源とするマグニチュード(M)6・1の地震が発生した。震源に近い三重県などで震度が観測されなかった一方、遠く離れた福島県、茨城県で最大震度4を観…
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<第8回>「地震予報士」が誕生する日は来るか(3ページ目)|JAMSTEC BASE
天気予報を見て、明日の台風接近に備えるのと同じことが、地震でもできないものか――多くの人がそう願うでしょう。人類共通の夢と言えるかもしれませ…
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「地震予報士」が誕生する日は来るか(藤崎 慎吾)
天気予報を見て、明日の台風接近に備えるのと同じことが、地震でもできないものか――多くの人がそう願うでしょう。人類共通の夢と言えるかもしれません。地震を予知は可能なのか? 今の科学では不可能とする研究者もいます。ただ、これまでのやりかたや考え方を変えれば希望は見えてくるようです。そこで、新たな発想で地
gendai.media
4月の三重県沖地震は「プレート境界地震だった」地震調査委 南海トラフ地震への懸念も(1/2ページ)
政府の地震調査委員会は13日、三重県の南東沖で4月1日に発生したマグニチュード(M)6・5の地震について、南海トラフ地震につながる可能性のある「プレート境界…
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