Slackが広範囲にわたる障害を経験、数千人のユーザーが影響

2025-03-03

職場向けメッセージングプラットフォームであるSlackは、2025年2月26日（水）に広範囲にわたる障害を経験し、数千人のユーザーがサービスにアクセスできなくなりました。問題は東部標準時（EST）午前10時27分頃に始まり、障害を追跡するプラットフォームであるDowndetectorによると、午前11時40分頃には約3,100人のユーザーが報告のピークに達しました。午後3時までに、報告された問題の数は439件に大幅に減少しましたが、一部のユーザーは引き続き問題に直面していました。

Slackのステータスダッシュボードによると、ユーザーはログイン、メッセージング、ワークフロー、スレッド、API関連の機能に問題を抱えていました。ただし、通知、検索、ファイル、ハドル、ワークスペース管理は影響を受けませんでした。同社は障害を認め、原因を調査中であると述べました。午後3時34分までに、Slackは根本的な問題を特定しましたが、すべてのユーザーに対して機能が完全に復旧していないことを明らかにしました。

この障害は、世界中の多くの企業や組織のコミュニケーションを混乱させました。Slackは広く使用されているプラットフォームであり、20万以上の有料顧客と150カ国以上の日々のアクティブユーザーを抱えています。Salesforceが所有するSlackは、2013年のリリース以来、職場でのコラボレーションに不可欠なツールとなっています。

最新のアップデートによると、Slackのチームは問題を解決し、完全な機能を復旧させるために取り組んでいます。ユーザーは、さらなるアップデートのためにSlackのステータスページを監視するようアドバイスされました。障害の原因はまだ明らかではありませんが、同社はユーザーに迅速に問題に対処するための努力が行われていることを保証しています。